2022/06/29 18:00

昨日は恩師の月命日。

先日、恩師夫妻が眠る東京の霊園に足を延ばし、手を合わせに行ってきました。
広い苑内には紫陽花がたくさん咲いていて散策したくなるほどでしたが、あまりの暑さに歩き回るわけにもいかず、お参りだけは気が済むまでしっかりしてきました。



じつは風土プラスの《風土》は、恩師が掲げていた設計事務所の理念、《風土に生きる》からいただいたもの。
《風土に生きる》とは、土地に根差した文化や歴史(=土)に敬意を払って継承し、ただ守るだけでなく新しいもの(=風)を取り入れながら地域貢献をという恩師の強い思いを表したもの。
《風土プラス》とは、恩師の姿勢や信念にならい、和の文化に北欧(こちらも恩師由来で学ぶ機会をいただいた。)のエッセンスや自分たちの個性をプラスして、家づくりや暮らしを考えるひとのそばに寄り添い、役に立ちたいという思いを込めたもの。墓前で改めて一歩ずつ頑張りますと誓ってきました。



お供えは、恩師が好きで度々所員にも買ってきてくれた中村屋パンさんの頭脳パンと、「お客様に美味しいお茶を」と淹れ方やお茶のブレンドの仕方を所員に伝授してくれた所長の奥さん吟選のお茶・西沢園さんの「むらさき」と「かりがね」。どちらも見るだけで懐かしさが込み上げてきます。たくさん愛情を頂きながら育てて頂いたんだなぁとつくづく。

コロナや暑さにうなだれていたら、恩師のカミナリが落ちる。さぁ、一歩ずつ。